NMNは、人気急上昇のサプリメント素材です。主に以下のようなルートで販売され、2022年冬の現在でも、数多くの商品が作られています。
- 中国向け越境EC
- クリニック(エステ)
- Amazon
そして、販売チャネルによって、最適な商品設計も異なり、副材として組み合わせる素材も異なってきます。なお、Amazonに関しては、価格の値下げ合戦が激化しており、薄利多売のビジネスになりつつあります。
中国向け越境EC向けNMNサプリ
中国向け越境EC向けNMNサプリの特徴は、副材に日本独自素材を配合していることです。最も多く利用されている素材は、赤ワイン由来のレスベラトロールです。
諸外国で用いられているイタドリ(虎杖根)由来のレスベラトロールが日本で医薬品区分のため、赤ワイン由来レスベラトロールが利用されるのです。
中国では、特許を取得している原料も好まれるため、W特許製法の赤ワインエキスR5だけでなく、特許製法のジオパワー15も利用されることが多いのでしょう。
また、中国の消費者が好きな北海道の独自原料も、好まれます。北海道産のプラセンタエキスやプロテオグリカンが代表例です。特に、プロテオグリカンは、少量で機能性が期待できることやNMNとの反応性が少ない点より、副材として用いられることが多いです。
プロテオグリカンは、日本でも用いられる広告クリエイティブである「1g3000万円」という点も、好まれる理由の1つになっているようです。
その他、納豆キナーゼ(日本製造)、プラズマローゲン、植物性乳酸菌(スンキ漬け由来の乳酸菌など)、PQQなど、少量で効果が期待できるような原料も好まれています。
クリニックルート向けNMNサプリ
基本的に、単味処方が好まれるようです。
そのため、純度や認証(GRAS認証)などの品質面が強く謳える原料が好んで採用されています。
中国向けの商品は、NMNを1日分あたり300mg以上配合した商品が人気ですが、クリニック向けの商品は、NMNを1日分あたり150mg配合した商品が人気です。
Amazon向けNMNサプリ
この販売ルートも、基本的に、単味処方が好まれるようです。
一方、クリニック向け商品に比べて、国内製造のNMN原料を採用されるケースが多いようです。
また、クリニック向け商品より、コスト競争が激化している販売ルートのため、コスト優先で原料選定が行われるケースも多いようです。
NMNサプリメントOEM製造の注意点
最後に、NMNは、反応性が高く、原料によって嵩比重が大きく異なるため、複数の製造上の注意点が存在します。以下のページは、健康食品サプリメント製造業界の多くの会社様にも活用いただいているページです。
NMN原料選びのポイントも紹介されております。是非、参考にしていただけますと幸いです。