売れるための商品設計

顧客の要望に沿って、要望通りに商品を作るのがOEMです。一方、特に中小企業の顧客からは、+売れるための提案が求められます。OEMというより、ODMを求められるのです。

その際、どの様に商品設計を行って行けば良いのでしょうか?

市場調査・競合調査

顧客へのインタビュー時、配合したい素材(成分や原料名)やイメージしている競合商品を聞き出していると思います。それらの情報から市場調査や競合調査を行い、どんな商品を作っていくべきかを明確にしていく必要があります。

競合商品が勝っている要素

まず、簡単で良いので、競合商品が支持されている理由を調べましょう。素材の配合量なのか? 安さなのか? 素材のストーリーなのか? とにかく売れている要素を洗い出しましょう!

具体的には、競合商品のランディングページやチラチのフックが何なのか?を調べるのが良いです。そのフックが、顧客の商品クリエイティブのフックや差別化ポイントを作るのにも役立つはずです。

競合商品の弱点(ウィークポイント)

競合と同じ商品を作っても、価格の競争とシェアの奪い合いになるだけです。市場の創造にもつながりにくいです。また、同じ商品では、必ず勝てるとは、限りません。先発商品の方が販売実績で信頼度が高くなっているはずなので、全く同じ商品設計・価格では必ず負けるでしょう。

その時、勝っていくために行わなければならない競合分析は、弱点を見つけることです。そして、その弱点を利用して、商品設計の差別化ポイントなどを構築すれば、商品の勝率が高まります。

商品クリエイティブをイメージした設計

上記の情報から商品設計を行って商品クリエイティブをイメージし、競合商品と比べて勝てるか?まで検証できるのが理想です。ただし、関連法規なども加味する必要があるため、高い技術が求められます。

弊社では、その商品クリエイティブをイメージした商品設計にこだわって商品供給を行っています。

通販事業が成功する商品設計

近年の通信販売という事業は、弊社栗山が通販方程式として表している利益構造の通り、広告費用を先行投資し、リピート注文で広告費を回収しつつ利益へと変換していくビジネスモデルへと変化しております(Amazonなどの一部のネット系通販を除く)。

その通販向けの商品開発は、メインの要素・サブ(お得感)要素・差別化要素の3つがしっかり明確化されており、商品のフックも設定されているような商品設計である必要があります。

弊社では、通販方程式と商品設計ノウハウを公開しており、資料を弊社ページからダウンロードできるようにしております。是非、ご活用いただければ幸いです。

OEM営業マンのための商品開発マニュアル(3)