赤ワインエキスR5の概要
赤ワインエキスR5は、南フランス産の赤ワインから特殊な製法で抽出された赤ワインエキス末です。レスベラトロール(トランス体)を5%以上、オリゴメリックプロアントシアニジン(OPC)を40%以上で規格化されてた原料製品です。
産地(ブドウ畑)の写真やレスベラトロールの赤ワイン換算のクリエイティブなどが評価され、数多くのお客様にご愛顧いただいております。錠剤やカプセル、顆粒、ドリンクやゼリーなど、幅広い用途で使用されています。
※発売当初は、主にローヌ渓谷エリアで採取されたブドウが用いられていましたが、販売量の増加等により、現在は、ローヌ渓谷からカルカソンヌ近郊の広いエリアで採取されたブドウが用いられています。
発酵のチカラを高める特許製法
弊社の赤ワインエキスR5は、特許第6539400号:LPS高含有組成物の製造方法に基づいて製造されています。本原料の特徴である二段発酵製法が本製造方法に該当します。
本特許は、免疫ビタミンと呼ばれるリポポリサッカライド:LPS(糖脂質)を選択的に抽出する製法に対する特許です。赤ワイン中のLPSをカラムに吸着させてエタノールで脱着し、高含有のLPSを得ることを特徴としています。
そして、赤ワインエキスR5のように、赤ワインの搾りかすを再発酵して得られる調味料用の赤ワインを用いることを好ましいとしています。
赤ワインは、発酵などの製造工程でポリフェノールを変化させたり、LPSのような発酵生成物を生み出します。例えば、有効成分は、プロアントシアニジンは、発酵工程によって体が利用しやすい低重合のオリゴメリック(2~4量体)へと変化します。また、ブドウは、日光を浴びれば浴びるほどビニフィリン(レスベラトロール2量体)からレスベラトロールへと変換されます。夏の日照時間が15時間を超える南仏の気候がレスベラトロールリッチを可能にしているのです。
採用される理由:安全性データとヒト臨床試験
近年は、28日の反復投与毒性や小核試験(ラット)などの安全性データに加え、ヒト臨床試験による(赤ワインエキスR5:400mg/日の摂取による)有効性データも示されています。安心と信頼で、ますます多くのお客様に採用いただいております。
赤ワインエキス末(レスベラトロール含有)の持続的な血管柔軟性ならびに脂質代謝への効果:健常人における単施設2重盲検ランダム化並行群間比較試験
新薬と臨牀 2017; 66: 783-801.栗山雄司1)2), 吉田靖志2) , 日比野佐和子3)
株式会社アンチエイジング・プロ1), 順天堂大学医学部総合診療科研究室2),大阪大学医学部大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学講座3)<要旨>
レスベラトロールは、フレンチパラドックスの機能性関与成分の1つとして、また、近年において、サーチュインを活性化させる作用で注目を浴びている成分である。現在でもレスベラトロールの研究は継続的に行われ、摂取量によってサーチュインへのアプローチが異なる報告もなされている。また、低用量のレスベラトロール摂取がサーチュイン活性に関連する疾患を改善させたという報告もされ始めている。
本試験では、レスベラトロールを含有する赤ワインエキス末を用いて1日当たり20mgの低用量レスベラトロールと160mgのオリゴメリックプロアントシアニジンを健常人に12週間摂取させ、検査まで12時間以上のウォッシュアウトタイムを設け、血管柔軟性および脂質代謝に対する持続的な効果を評価した。
結果、血流依存性血管拡張反応(FMD)値において被験食品群と対照食品(プラセボ)群との間で有意差(P=0.043、対応なしのt検定)が認められ、血圧の降下傾向まで示された。その被験食品群のFMD値は、5.1±2.3%から6.8±2.1%と、摂取前のFMD平均値の約30%増加と顕著なものであり、正常値目安の6.0%を超える平均6.8%への改善を示した。赤ワインエキス末による血管柔軟性の持続的な改善効果ならびに血圧の改善傾向が示された。脂質代謝に関しては、被験食品群においてわずかな皮下脂肪脂肪の増加抑制傾向が認められた程度に止まった。
赤ワインエキスの新たなチカラ
弊社の赤ワインエキスは、2度の発酵が施されています。その2度の発酵で生まれてくるのが免疫ビタミンとも呼ばれるLPS(リポポリサッカライド)です。これが、他社との大きな違いでもあります。
LPSの最も良く知られている生物活性は、マクロファージの活性化です。細菌やウイルスから身体を守ったり、傷の修復を助けたり、新陳代謝の調節に欠かせない働きをします。このLPSは、発酵により生み出されることがわかっており、赤ワインエキスR5でも、その新たな発酵のチカラが示されたのです。
その赤ワインエキスR5中のLPS含有量は、白米の6倍量と言われている金芽米の530ng/gをはるかに超える15,740ng/g(N=2)で検出されております。その量は、白米の約175倍、金芽米の約30倍に当たります。
How to Use 使用方法
錠剤、ハードカプセル、ソフトカプセル、顆粒、ドリンク、ゼリーなど、様々な剤形に対応しております。原料の赤ワインエキス末として1日100~600mg(t-レスベラトロールとして1日5~30mg、OPCとして1日40~240mg)の配合がオススメです。ただし、ドリンクの場合、沈殿などが起こる可能性がございます(詳細は品質規格書を参照)。
・品質規格書(表示情報付き)
・技術資料
・南フランス写真素材一例
アンチエイジングや美容をテーマとした商品に使用されることが多く、プラセンタ、HGH系アミノ酸、プロテオグリカンなどと一緒に配合されることが多いです。また、多くのお客様には、産地の南フランスの写真素材や赤ワイン換算資料、クリエイティブ見本をご活用いただいております。公開していない資料もございますので、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。