肌を内側から強くする
(Strengthen Skin Within)
臨床的に立証された生物学的に利用可能な食事中硫黄源
加齢、偏った食生活や生活習慣、環境からの刺激(紫外線など)に伴い、皮膚は大きなストレスを受けます。このストレスが要因で自然のホメオスタシスが弱くなり、老化プロセスが加速すると考えられています。
外部環境からのバリアである皮膚は、私たちのライフスタイルをそのまま反映する鏡でもあります。皮膚の老化の最も明らかな影響は、真皮内部の細胞外マトリクスが弱くなったときに生じます(コラーゲンに富んだ結合組織の分解)。強さと回復力を失った皮膚は目に見えて薄くなり、ダメージを受けやすくなります。
- 健康な皮膚、毛髪、爪のためにOptiMSMを
- 作用機序
- OptiMSMは皮膚構造の完全性をサポートする
- OptiMSMは紫外線(UV)で誘発される酸化ストレスの損傷作用をダウンレギュレートすると考えられている
- OptiMSMと光防護
健康な皮膚、毛髪、爪のためにOptiMSMを
メチルスルフォニルメタン(MSM)は、様々な果物、野菜、穀類およびヒトを含む動物中で自然に発生する成分が含まれた有機硫黄です。しかし、加工、加熱、貯蔵、調理により、必須MSM硫黄は失われていきます。
MSMは重量の34%が硫黄であり、皮膚科の分野では硫黄が価値ある原料として長い間使用されてきました。硫黄はプロテオグリカン/コラーゲンの架橋(皮膚組織の骨組みになる構造)をもたらし、毛髪と爪の主要構造成分であるケラチンの基礎的要素であると考えられています。OptiMSM®は、多くの主要栄養補助製品ブランドの毛髪、皮膚、爪用製剤で大きな特徴となっています。
皮膚構造の完全性をサポート
■ 健康な皮膚、毛髪、爪に役立つコラーゲンとケラチンの成分
■ ダメージの原因になるフリーラジカルを中和する一次抗酸化酵素グルタチオンの産生をサポート
■ 皮膚の構造と抵抗力を弱める前炎症性メディエータを阻害
経口サプリメントと局所使用
作用機序
MSMは、生物学的に利用可能な硫黄の供給源としてジスルフィド結合を維持し、コラーゲン鎖を強く保持して結合組織の柔軟性を保ちます。健康なコラーゲンが維持されるため、架橋や組織の「硬化」が阻害され、健康な皮膚機能がもたらされます。
グルタチオンは、紫外線放射によって引き起こされる酸化ストレスに対する健康な皮膚の防御を維持するために重要です。激しい運動でも同様に酸化ストレスが生じ、グルタチオン濃度が低下します。皮膚は、紫外線放射にさらされたときも、酸化ストレスが発生します。MSMは直接に抗酸化物質として作用するわけではありませんが、ヒトで血漿中グルタチオン濃度を著しく上昇させることが示されています。
OptiMSMは皮膚構造の完全性をサポートする
コラーゲンは体内に最も多く含まれる蛋白質でヒトの皮膚乾燥重量の70%を占め、非常に柔軟性のある構造を持ちます。ビタミンCは、コラーゲンの形成およびコラーゲン線維を結びつける硫黄活性結合(ジスルフィド結合)に不可欠です。
老化は自然に劣化が進行することですが、皮膚の老化に伴う最も目に見える影響は、コラーゲンとグリコサミノグリカンが減少したとき、ならびにその化学構造と3次元構造が変化したときに生じます。
皮膚は明らかに薄くなり、構造の強度と弾力性が失われます。
真皮には、皮膚の構造要素である結合組織が含まれています。コラーゲンは蛋白質の一種で、皮膚に強度を与えるタイプの結合組織です。弾性線維は別のタイプで弾力性に役立ちます。真皮と表皮が接する所では、結合組織が血管から表皮に栄養素を送ります。結合組織が強いほど多くの栄養素が皮膚に至り、若々しい外見になります
皮膚の結合組織で構造の劣化が生じる原因は、コラーゲン線維の蛋白質が架橋結合が進行することです。「架橋結合理論」として知られているとおり、架橋結合が増加すると自然の化学構造が密集し、組織内に「こわばり」や「折り畳み」(しわ)が生じます。
OptiMSMは重量の34%が硫黄です。皮膚科では長年にわたり、硫黄が価値ある正文とされてきました。OptiMSMを毎日経口補給することで、食物中硫黄を補い、皮膚構造の完全性を保持する方法として有効と考えられています。MSMはバイオアベイラブルな硫黄の供給源として、ジスルフィド結合を維持し、コラーゲン鎖を強く保持するとともに結合組織の柔軟さを保ちます。硫黄は、皮膚組織の構造骨組の架橋結合をもたらすと考えられています(プロテオグリカン/コラーゲン)。健康なコラーゲンを維持すれば、組織の「硬化」が阻止され、健康な皮膚機能にすることができます。
コラーゲンは体内に最も多く存在する蛋白質で、ヒト皮膚の乾燥重量の70%を占め、非常に柔軟な構造です。コラーゲンと硫黄の能動的結合(ジスルフィド結合)を形成し、ともにコラーゲン線維を保持するには、ビタミンCが不可欠です。
皮膚の結合組織内で構造劣化が生じる原因は、コラーゲン線維内で蛋白質の架橋形成が進行することです。架橋が増加すると自然の化学構造が最適化され、組織内で「硬化」または「ひだ形成」(しわ)が引き起こされますが、これは「架橋理論」と呼ばれています。
コラーゲンの安定性が低下すると、皮膚のしわが形成される。ジスルフィド結合は、強力なコラーゲン形成の維持および変性性の架橋結合に対する保護を助ける。
OptiMSMRは紫外線(UV)で誘発される酸化ストレスの損傷作用をダウンレギュレートすると考えられている
疫学研究および臨床試験から、UVRで誘発される酸化ストレスは、シグナル伝達事象の開始と推進により、皮膚の老化を加速する細胞の突然変異を導く上で中心的な役割を担うと考えられています(Taihao, 2009; Masaki, 2010; Nicols, 2010)。
酸化ストレスは、活性酸素種(ROS)とも呼ばれる不安定分子の産生を刺激します。ROSは、正常な代謝(内因性)および環境ストレッサー(外因性)の副産物として形成される活発に反応する分子で、安定分子に回復不能な損傷を与えることが知られています。ROSが増加すると細胞損傷がもたらされ、不飽和脂肪酸に富み、酸化反応に対して感受性の細胞は特に標的となり、DNAもROSによる重大な攻撃の標的になります。これらの種は脂質に富んだ膜ならびに細胞のDNAや蛋白質を標的とし、一連の毒性作用をもたらすことがあります。脂質に富んだ膜の過酸化が生じると、その流動性とシグナル伝達効率が変化し、炎症性変化および異常な細胞反応が導かれます。
UVRの作用は複雑であり、核酸、膜脂質、蛋白質など、様々な分子との相互作用が伴われます。このような反応のタイプと重大性は、UVの波長によって異なります。
UVB波(中波)は全UVRの5%を占めるに過ぎませんが、全表皮層を通過し、ヒト皮膚の真皮区画に浸透するため、ほとんどがDNAと表皮角化細胞によって吸収されます。したがって、UVB波は主として光発癌作用の原因となり、酸化ストレス、DNA損傷、皮膚の早期老化などの直接的・間接的有害事象を誘発するおそれがあります。
UVA波(長波)は全UVRの最大スペクトルから成り(90.95%)、皮膚の表皮および真皮の深部に浸透します。UVAはUVBと対照的であり、皮膚でDNA分子を同程度に活性化させることはなく、UVA波に伴う変異原作用と発癌作用の大半には、活性酸素種の産生が介在すると考えられています。炎症をきたした皮膚で量が増加し、炎症後色素過剰の誘発に重要な役割を担うと考えられているアラキドン酸代謝物およびヒスタミンを刺激するのは、酸化ストレスがもたらすUVA曝露です。
UVAおよびUVBに慢性曝露すると、損傷をもたらすROSの放出ならびに炎症性反応の刺激により、真皮の細胞外マトリックス内に生じるコラーゲン原線維の代謝回転が損傷・阻害されます。曝露後には、炎症性サイトカイン、NF-kB、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)が、コラーゲン1型(真皮の細胞外マトリックスに存在するコラーゲンの主要形態)を開裂させる酵素の酵素MMP-1とともに活性化します。MMP-1の濃度が上昇すると(他の代謝物も上昇)、細胞外マトリックスの結合組織(コラーゲン、エラスチン、フィブロネクチン、ラミニン)が分解すると考えられています。このように組織が損傷すると、老化が加速して皮膚にしわが生じます(Fischer, et al 2009)。
人体は酸化ストレスに対する自然の防御を備えており、このシステムには内因性抗酸化酵素が含まれ、特に重要なのは、スーパーオキシドジスムターゼ、カタラーゼ、グルタチオン還元酵素、グルタチオンペルオキシダーゼ、チオレドキシン還元酵素およびNAD(P)H:キニーネ還元酵素です。内因性非酵素抗酸化物質には、水相のグルタチオンとビタミンCおよび脂質相のトコフェロールとユビキノールがあります。皮膚には、グルタチオンSトランスフェラーゼおよびチトクロームP450酵素も存在し、酸化ストレスに対する保護に関係しています。老化は、人体に自然に備わったROS損傷を防ぐ能力を損ない、高度な酸化ストレスをきたした状態では、細胞損傷が生ずることがあります(Beani, 2001; Beike, 1987; Emri, 2009; Fisher, 2009; Lima, 2011; Masaki. 2010; Nicolas, 2010; Oresajo, 2010; Steenvoorden. 1997; Verschooten, 2006)。
年を取ると酸化ストレスを効果的に防ぐ能力が次第に損なわれるため、補給がより有益になる可能性があります。最近行われたin vivo試験から、ある種の成分はin vivoでこれらの主要防御抗酸化物質の産生を刺激することが示されています(Lima, 2011;Pillai, 2005)。
. 酸化ストレスは、皮膚の老化を加速しかねない反応のカスケードを刺激する。
. 免疫機能障害
. 慢性炎症
. 構造劣化
. 細胞再生の損傷
. 紫外線による老化
正常細胞 フリーラジカルに攻撃された細胞 酸化ストレスが生じた細胞
皮膚は身体で最大の器官であり、環境に対するバリアとなるため、ROSの影響を最も受けやすい。
OptiMSMRが紫外線で誘発される酸化ストレスから皮膚を保護する理由
バイオアベイラブルな硫黄供給源として、皮膚へのUVRで形成されるROS損傷の主なスカベンジャーとなる内因性抗酸化酵素グルタチオンの産生をサポートする。
炎症性中間体のNF-kB、サイトカイン、皮膚の回復力と構造を維持する皮膚細胞外マトリックスを分解するMMP(ROSによって刺激される)、結合組織をダウンレギュレートする可能性がある。
OptiMSMと光防護
生化学的研究では、経口補給による全身の光防護を用いた内因性抗酸化系のサポートに関する関心が高まっています。グルタチオンペルオキシダーゼ、カタラーゼ、スーパーオキシドジスムターゼなどの重要な抗酸化酵素または非酵素抗酸化物の補給には、動物試験とヒトの臨床試験で有効性が立証されています。
グルタチオンは、アミノ酸のシスチン、グリシンおよびグルタミン酸から成るトリペプチドです。細胞の非脂質部分(細胞質の大半)の主要な内因性抗酸化酵素です。機能は、ROSと過酸化物の解毒、細胞増殖の調整、蛋白質機能です。このように、皮膚がUVRに曝露したときに生じるROS損傷を中和する3つの抗酸化酵素の1つです。硫黄は、グルタチオン分子のチオエステル結合を形成します。
グルタチオンは、UVRが誘発する酸化ストレスに対する健康な皮膚防御を維持する上で重要です。激しい運動を行うと酸化ストレスが形成されてグルタチオン濃度が低下しますが、皮膚がUVRに曝露したときもこれと同様で酸化ストレスの流入を経験します。MSMは直接の抗酸化物質ではありませんが、ヒトで血漿中グルタチオン濃度を有意に上昇させることが示されています。MSMを補給すると、激しい運動を行った後のGSH枯渇が予防されると示されています。MSMはバイオアベイラブルな硫黄の供給源として、グルタチオン代謝の前駆体となります。トレーニングを受けていない健康人にOptiMSMを用いたところ、活動中のグルタチオン枯渇を予防し、運動から回復後の血漿中グルタチオン濃度を上昇させる上で有効でした。
別の試験を行った研究者は、マウスにUVB照射して誘発した皮膚損傷に対するOptiMSMの保護効果について検討しました。OptiMSMは、曝露した皮膚のUVB照射後炎症反応を効果的に軽減しました。研究者は、OptiMSMはROS損傷を取り除き、皮膚炎症を抑制することにより、UVR損傷から皮膚を保護するとの結論を得ました。炎症性転写因子のNF-kBおよびサイトカインが発現すると、皮膚の恒常性がさらに損なわれて劣化が加速しますが、MSMにはこれを阻害する能力があるため、抗炎症作用をもたらすと考えられています。
OptiMSMRで健康な毛髪を
硫黄が健康な毛髪のために重要な栄養素であることは、長年にわたって認識されていました。放射標識MSMを経口投与すると、毛髪、皮膚、爪に取り込まれることが示されています。硫黄は、毛髪と爪の主要構造成分であるケラチンの基礎的要素でもあります。