非変性Ⅱ型コラーゲン世界No.1シェア
ロンザは、非変性Ⅱ型コラーゲン分野で世界No.1のシェアを誇り、グローバル市場における革新的なベンチマークとして確固たる地位を築いています。127年の歴史を持つスイスのライフサイエンス企業として、「より健康な世界の実現」という使命のもと、最高水準の品質と革新を追求しています。
なぜ、関節対応原料の中でもⅡ型コラーゲンなのか
UC-Ⅱ®は、活性の保たれたコラーゲン構造が免疫システムを刺激し、関節の軟骨を生成します。
このことは11件の臨床試験において有用性が示されており、グルコサミンやコンドロイチンよりも関節の違和感を軽減することが報告されてます。
卓越した科学的裏付け
UC-Ⅱ® は独自の免疫調整メカニズムによって関節の健康をサポートします。グルコサミンやコンドロイチンとは全く異なるアプローチで、関節の炎症抑制と軟骨保護に働きかけます。
コラーゲン市場は2030年までに年平均9.2%拡大する予測*
日本では、急速な高齢化の進行に伴い、関節の健康維持に対する需要が特に高まっています。65歳以上の高齢者人口は2025年には総人口の30%を超え、2040年には35%に達すると予測されており、これに伴い関節訴求の市場も拡大が見込まれます。
特に、予防的な健康管理への意識が高まる50代以下の世代でも、関節の健康維持のためにⅡ型コラーゲンサプリメントへの関心が高まっています。UC-Ⅱ®は、20~55歳の健康な男女を対象とした研究で、プラセボと比較して関節の柔軟性を15倍もサポートすることが示されています。加齢に伴い膝関節の可動域は10年で1度減少するとされており、UC-Ⅱ®の摂取により、関節が10歳若返ったかのような効果が期待できます。
(*Grand View Research (2023), Collagen Market Size, Share and Trends Report)
UC-Ⅱの最大の特徴は「経口免疫寛容」
初めにUC-Ⅱの最大の特徴をご紹介いたします。それは経口免疫寛容メカニズムを通じて関節の健康維持に働きかけることです。この特許取得済みの技術により実現される作用機序が、UC-Ⅱならではの特徴です。この経口免疫寛容は簡単に申しますと、経口投与された成分に徐々に曝露することで、炎症反応を抑制するプロセスです。その3つのプロセスを順番に見ていきましょう。
ステップ1:輸送
UC-Ⅱ®は胃を通過し、三重らせん構造を保持したエピトープ(抗原決定基)として、小腸の免疫細胞が集合するパイエル板に到達します。
ステップ2:活性化
エピトープは免疫反応を引き起こし、制御性T細胞(Treg細胞)という特別な免疫細胞を生成します。
ステップ3:構築
制御性T細胞(Treg細胞)は関節に移動し、サイトカインIL-10とTGF-βを放出して軟骨細胞を活性化し、新しい軟骨の成長を促進します。
この一連のプロセスにより、UC-Ⅱ®は関節の健康維持に寄与します。
非変性Ⅱ型コラーゲン – 関節健康の要
そもそもコラーゲンとは、何なのでしょうか?コラーゲンは、動物の生命活動を支える重要なタンパク質です。人体の約6%を占め、約30種類存在するとされています。その中でもⅡ型コラーゲンは、軟骨に豊富に含まれる重要な成分です。軟骨に特異的に存在するⅡ型コラーゲンは、関節の健康維持に不可欠な成分です。軟骨構造の中核を形成し、グルコサミンやコンドロイチンと比較して3〜4倍という圧倒的な含有量を誇ります。
軟骨における重要性
- 軟骨の構造維持
- 関節の弾力性確保
- 衝撃吸収機能
- 関節の滑らかな動きをサポート
エイジングケアとしての重要性
20歳以降、体内のコラーゲン量は年々減少していきます。特に軟骨組織におけるⅡ型コラーゲンの減少は、活動的なライフスタイルの維持に大きく影響します。
なぜ、Ⅱ型コラーゲンの中でも「非変性」が重要なのか?
UC-Ⅱ®は、ニワトリ胸軟骨から抽出した非変性Ⅱ型コラーゲンを主成分とします。「非変性」とは体内のコラーゲンと同一の三重らせん構造を維持している状態を指し、この構造特性こそが他の関節ケア成分には見られない革新的な効果をもたらす鍵となっています。
非変性維持の重要性
①構造的特徴
- 三重らせん構造による強靭な結合力
- 水に不溶
- 胃酸や消化酵素への耐性 → 小腸まで intact な状態で到達可能
②一般的な変性コラーゲンとの決定的な違い
- 熱や酵素処理による構造変化なし
- 生理活性を維持
- 体内での独自の作用機序を実現
UC-II® :経口免疫寛容の作用機序
他の関節系サプリメントは、体内でコラーゲンの構成成分を利用可能にすることに依存しています。一方、UC-Ⅱ®:経口免疫寛容は、従来とは異なる方法で免疫システムに働きかけ、新しい関節軟骨の生成を促進します。この独自の作用機序により、1日40mgという少量の摂取で効果が期待できます。
UC-Ⅱ®の優位性
- 体内と同一構造による高い親和性
- 少量(40mg/日)での効果発現
- 独自の免疫調整メカニズム(経口免疫寛容)による作用
※ELISA法・電子顕微鏡による構造確認済
非変性維持により実現される特異的な作用機序が、UC-Ⅱ®を次世代の関節ケア原料として確立しています。
加齢に伴い、日常の摩耗や運動によって関節のⅡ型コラーゲンに微小な損傷が生じ、関節の不快感を引き起こすことがあります。
UC-Ⅱ®は、「経口免疫寛容」というメカニズムを通じて、関節の不快感を軽減します。
特殊技術で抽出された非変性Ⅱ型コラーゲン
熱に弱いコラーゲンを「変性」させずに抽出するには、特殊な技術が必要です。UC-Ⅱ®は、その製法(低温処理法)において米国の特許を取得しており、サプリメント化する際の配合や製品化の手法など、合計5つの特許を保有しています。
また、1986年の開発開始以降、ハーバード大学やヒューストン大学をはじめとする研究機関で、多くの臨床・非臨床試験が行われ、その有用性や安全性が確認されています。
さらに、コラーゲン抽出の対象となるニワトリも、米国農務省の基準をクリアした養鶏場で、適切な飼育法・飼料により飼育されています。
ちなみに、サプリメントや健康食品に使用されるコラーゲンには、主にブタやニワトリから抽出されたもののほか、魚から抽出された「海洋性コラーゲン」もあります。同じ非変性Ⅱ型コラーゲンでも、抽出対象や抽出法が異なるものはUC-Ⅱ®ではありません。
UC-Ⅱ®は製剤化のしやすさも強み
UC-Ⅱ®は、さまざまな特長を持つ成分であり、「製品化しやすい」というメリットがあります。
まず、UC-Ⅱ®の1日の摂取目安量は40mgとされています。
また、UC-Ⅱ®は無味無臭であるため、粉末として食品や飲料に混ぜても味が変化しません。
これらの特長により、UC-Ⅱ®は製品化しやすい成分と考えられます。
ペットにも使える非変性Ⅱ型コラーゲンUC-Ⅱ®の効果

散歩で変わる中高年犬の元気! サプリで見違える Before & After
人間と同様に、犬や猫も加齢により関節の軟骨が衰え、動きが制限されることがあります。コラーゲンは人間だけでなく、多くの動物にとって重要な成分であり、関節の健康維持に寄与します。そのため、UC-Ⅱ®は犬や猫にも使用可能であり、ペットの関節ケアに役立つとされています。
①UC-II®の機能性表示
【ひざ関節の伸展の改善】
- 届出番号:G195 / J61
- 機能性関与成分名:非変性Ⅱ型コラーゲン
- 含有量:2.4mg
- 表示しようとする機能性:本品には非変性Ⅱ型コラーゲンが含まれます。非変性Ⅱ型コラーゲンは継続摂取する事により、ひざ関節の伸展(ひざ関節の可動域)の改善機能が報告されています。本品はひざ関節の違和感が気になる方に適した食品です。
Study design
グループ
- 第1群:UC-II®非変性II型コラーゲン40mg
- 第2群:プラセボ摂取
- 被験者数:N=55
- 期間:120日
- 平均年齢:46歳
- 評価項目:膝機能 (ROM) の改善
- 評価項目:膝機能 (ROM) の改善
- 副次評価項目:
Stepmill の膝関節痛発現(onset) までの期間
Stepmill を踏み切った後の膝関節痛のオフセットまでの時間 - 測定時期:0、7、30、60、90 および120 日
試験結果
このことから、抗炎症サイトカインの産生が促進されることで、運動直後の一時的な炎症反応を抑制し、膝の違和感の軽減や運動後の回復をサポートすることが確認できます。
②UC-II®の機能性表示
【日常生活における膝の動きのサポート】
- 届出番号:G1364 / J61
- 機能性関与成分名:非変性Ⅱ型コラーゲン
- 含有量:2.4mg
- 表示しようとする機能:本品には非変性 II 型コラーゲンが含まれます。非変性II型コラーゲンは継続摂取する事により、中高年健常者の日常生活における膝の動き(階段の昇り降り、しゃがむ、床に落ちているものを拾う)をサポートする機能が報告されています。
Study design
グループ
- 第1群:UC-II®非変性II型コラーゲン40mg
- 第2群:プラセボ摂取、8名
- 被験者数:N=17
- 期間:120日間
- 年齢層:50代、60代
- 評価項目:
膝関節評価スコアKOOS
全42問構成、以下の項目について各100点満点で主観的な評価
1. 症状
2. こわばり
3. 膝の痛み
UC-II®またはプラセボのいずれかを摂取した被験者群に対し、摂取開始時および120日後にKOOS(被験者立脚型評価法)によるデータ採取が行われた。これら2時点における測定値の変化量を両被験者群について比較したところ「階段昇降時、しゃがんで床に物を拾うときやスクワット運動」などの日常的な動作で知覚される膝の不快感や違和感の軽減に関し、有意な統計的差異(p<0.05)が認められた。
試験結果
層別解析では、運動による膝の痛みを経験した50歳以上の方において、UC-II®非変性Ⅱ型コラーゲン(40mg/日)を120日間摂取することにより、KOOS評価の点数がプラセボ群と比較して有意に改善された。 (この分析結果によると、UC-II®の継続摂取は、膝の痛みや機能を改善する効果が期待できる。
③UC-II®の機能性表示
【運動習慣のある方の日常生活における歩行をサポートし、膝の違和感を軽減】
- 届出番号:J61
- 機能性関与成分名:非変性II型コラーゲン(酵素分解水溶化コラーゲンペプチドとして)
- 含有量:2.4mg
- 表示しようとする機能性:本品には非変性 II 型コラーゲンが含まれます。運動習慣のある方の日常生活における歩行をサポートし、膝の違和感を軽減することが報告されています。
Study design
グループ
- 第1群:UC-II®非変性II型コラーゲン40mg
- 第2群:プラセボ摂取
- 被験者数:N=96 (運動時、膝に不快感を感じる健康成人男性40例/女性56例)
- 期間:180日
- 年齢層:20歳-55歳
- 評価項目:
歩数(歩数計)、関節の不快感
(膝関節評価スコアKOOS/ビジュアルアナログスケールVAS)
膝関節の柔軟性(ゴニオメーター)
試験結果
6か月間の2重ランダム化プラセボ比較試験において、UC-II®の長期摂取は歩行をより快適にし、運動時などに膝の違和感が気になる方のスムーズな歩行をサポートすることが示唆された。
高い信頼性と効果
UC-Ⅱ®は、最高水準の信頼性と効果を誇る非変性Ⅱ型コラーゲン原料として、サプリメント・健康食品業界に革新的な価値を提供します。ロンザの技術力、研究開発力、および製品の卓越性により、関節健康のブレイクスルーを実現します。
製造プロセスの各段階において、最先端の技術と厳格な品質管理基準を適用。原料の純度、有効性、安全性を常に最優先に考え、お客様に安心して使用いただける原料を提供しています。
お客様のニーズに応える柔軟な対応
UC-Ⅱ®は、お客様の多様なニーズに柔軟に対応できる原料です。
- カスタマイズ可能な原料仕様:各社の製品コンセプトや市場ターゲットに合わせて、最適な原料仕様をご提案いたします。
- 機能性表示食品届出のきめ細かなサポート:煩雑な届出プロセスを、経験豊富な専門チームがサポート。科学的根拠の整理から申請書類の作成まで、きめ細やかなアシストを提供します。
- 迅速な技術サポートと情報提供:製品開発における技術的な疑問や課題に対し、即座に対応できる専門チームを用意しています。
コスト・品質・供給の最適バランス
- 競争力のある価格設定:大量生産と効率的な製造プロセスにより、競争力のある価格を実現しています。
- ジャストインタイム納入:高度なサプライチェーンマネジメントにより、お客様の生産計画に合わせた柔軟な納入体制を構築しています。
- 安定した供給体制:グローバルネットワークを活かした安定供給により、お客様の生産リスクを最小限に抑えます。
UC-Ⅱ® は、お客様の製品開発における差別化と、消費者の健康課題解決を同時に実現する、次世代の関節ケア原料です。科学的根拠、高品質、柔軟な対応力を兼ね備えた、唯一無二の原料として、お客様のイノベーションを強力にサポートいたします。
UC-Ⅱ®のまとめ
- ロンザは非変性Ⅱ型コラーゲン分野で世界No.1
- 米国で複数の特許を取得
- 多数の機能性表示食品の実績(詳細はこちら)
- UC-Ⅱ®独自の複数のエビデンス(詳細はこちら)
- わずか40mg/日という少量摂取で効果を発揮→最終製品として1日1カプセルに抑えることが可能