世界規模で急上昇中のビタミンC市場
あるシンクタンクの調査では、世界のビタミンC市場規模は、2023年の67億米ドルから、2028年までに89億米ドルにまで成長することが予測されている。
高い認知度、豊富なエビデンス、健康美容領域での実績など、信頼性の高い機能性原料のひとつとして、その圧倒的な存在感が揺らぐことはない。
各ビタミンC原料の利点と欠点
それぞれに特徴があり、メリットデメリットもある(下表)。どれを活用するかは、用途や販売戦略を考慮することになるだろう。
新規性や機能性にこだわるなら還元ビタミンCは有力候補といえそうだ。
炭プラスラボの技術を駆使したビタミンC原料を開発
定番のビタミンC市場に割って入ることになる還元ビタミンC。他のビタミンCにない強みをあげるとすれば、やはり「還元力」ということになる。カギを握るのは「水素」だ。
還元ビタミンCは、ビタミンCパウダーに水素を大量に担持させている。多くの水素担持原料はpHアルカリが多いが、ビタミンCはpHアルカリで壊れてしまう。 この難題を同社は、独自技術でクリア。還元ビタミンCは、pHが酸性になっていることからビタミンCの構造がキープされる。
これによって、還元ビタミンCは、他社のビタミンC商品群とは一線を画し、「還元力」に焦点を当てた新しいアプローチの商品として存在感を放っている。
還元ビタミンCの特徴
還元ビタミンCは、パウダー中のビタミンCが80%以上の高含有。タイムリリースビタミンCは25~30%程度とされており、約3倍前後にもなる。
また、還元力は「アスコルビン酸(100%品)」や「リポソーム型ビタミンC」の5倍以上だ。このことにより、既存のビタミンC原料よりもビタミンCの機能性を高めることができる。
そこで還元ビタミンCの特徴を説明したい。 ビタミンCは活性酸素を還元(抗酸化)すると酸化型ビタミンCとなり還元力を失う。酸化型ビタミンCを還元力の有するビタミンCに復活させるのは、本来体内に存在している「グルタチオン」という酵素。 しかしその分グルタチオンは減少するので、グルタチオン本来の働き(美白作用、解毒作用、抗疲労作用)希薄になってしまう。
対して還元ビタミンCでは担持した水素が「復活」を担うので、グルタチオンの消耗が抑えられる。 これにより、温存されたグルタチオンが、本来の働き(美白作用、解毒作用、抗疲労作用)を担えるのだ。 加えて担持されている水素は多量であるため、還元力を素早く復活させることができ、ビタミンCが体内に存在している限りビタミンCの還元力が持続されることも大きな特徴だ。
還元ビタミンCはビタミンCの懸念材料をクリアしている
ビタミンCは活性酸素である「スーパーオキシド」を還元(抗酸化)するが、同時に「過酸化水素」を発生させる。この過酸化水素は鉄分とのフェントン反応により、悪玉活性酸素「ヒドロキシルラジカル」を発生させる。
血中のビタミンC濃度が高くなるほど、ヒドロキシルラジカルは発生しやすくなる。これはビタミンCの懸念点とされる。 そのため、クリニックでは、癌治療を目的とした高濃度ビタミンC注射の際、ヒドロキシルラジカルへの強力な抗酸化作用を有する水素(吸引機や注射)を併用することが勧められている。
還元ビタミンCでは、担持させた水素が悪玉活性酸素「ヒドロキシルラジカル」を素早く還元(抗酸化)して安全な水に無毒化する。 つまり、還元ビタミンCは、ビタミンCの懸念材料をクリアした“ビタミンC”といえる。
商標表記(ロゴマーク)の使用について
商品設計において、還元ビタミンCの1日の摂取量を100㎎以上にした場合、商標表記(ロゴマーク)の使用が許可される。(還元ビタミンCのビタミンC規格値は余裕を見て80%以上)
栄養機能食品の表記も
特にビタミンCの1日摂取量を30mg~1000mg(還元ビタミンCとして37.5㎎~1250㎎)
に設計した場合はビタミンCの栄養機能食品にすることができる。
栄養機能食品と商標表記(ロゴマーク)
両方を記載したい場合は還元ビタミンCの1日の摂取量を100mg~1250mgに設計すると満たすことができる。
創業者横山功夫氏に聞く
半世紀以上を経てようやく実現した水素とビタミンCのコラボレーション
大手飲料メーカー時代の研究開発プロジェクトを通じ、長年、水素の研究は続けてきました。 そうした中で、酸性で強い還元力のあるビタミンCは、酸化防止剤や品質改良剤としても活用されており、もちろん注目はしていました。
私の主な研究対象である水素の還元力とビタミンCのポテンシャル。その2つが融合したらどうなるのか。半世紀以上を経てようやく実現したコラボレーションの結果、生まれたのが還元ビタミンCです。
水素とのコラボだからこそ、ビタミンCのポテンシャルをより引き出せたと自負しています。 そうした意味でもこの還元ビタミンCは、“新生ビタミンC”と呼ぶにふさわしい商品に仕上がっていると思っています。 一人でも多くの方の美と健康のサポートに貢献できれば、こんなに嬉しい事はございません。