サラシアとは
サラシアは、インド・スリランカ・東南アジアなどの熱帯地域に自生しています。「奇跡の植物」として古くからアーユルヴェーダでも用いられてきました。
王侯貴族の健康を支えたサラシア
インドやスリランカではサラシアの健康効果は古くから知られており、その昔、スリランカの王侯貴族たちは、サラシアの幹をくり抜いて作ったコップに一晩水を入れておき、その水を飲んで健康を維持したといわれています。
糖の吸収を穏やかにし、血糖値の上昇を抑える
サラシアには”サラシノール”などの有効成分が含まれています。通常、食事によって摂取した炭水化物は、消化酵素によって「糖類」に分解されて小腸に運ばれ、小腸で消化酵素により単糖に分解され、体内に吸収できるようになります。サラシアに含まれるサラシノールは消化酵素の働きを阻害して、糖類が単糖に分解されるのを抑え、糖を吸収されにくくする働きがあります。また、血糖値の上昇を抑える作用が期待できます。
腸内環境と免疫調整作用
サラシアの働きによって、糖質のうちの一つであるオリゴ糖が分解されないまま大腸に届くと、(オリゴ糖をエサとする)善玉菌が増えて腸内の環境が整い、美肌や免疫力の向上が期待できます。
※参考文献
【1】II型糖尿病患者66名を対象に、サラシア抽出液を240mg もしくは480mg を摂取させたところ、食後180分の血糖値とインスリン値のピーク値とAUCが低下したことから、サラシアは糖尿病予防効果を持つと考えられています。
【2】健常者39名を対象に、炭水化物150g を含む高炭水化物食を3日間摂取させた後、試験食と一緒にサラシア抽出物を1,000mg 摂取させたところ、90分後の血糖値と120分後の血清インスリン値及び0~120分間の血清インスリンのAUCが低下したことから、サラシアには糖尿病予防効果が期待されています。
製品情報
サラシアエキス末0.3%
- 原料:サラシア・レティキュラータ
- 成分構成:サラシアエキス
- 有効成分:サラシノール 0.3%以上